こんにちは。児童指導員の村上です。
今回は弊社のフィロソフィーにもある「誠実」。この言葉は色々な場面で耳にすると思いますが、皆さんはどう感じますか?今回は私が仕事を通して考えること、大切にしたい事の一つとしてお伝えします。
「誠実」を辞書で調べると「真心があること」とあり、さらに「真心」を調べると「真剣に尽くす心」とあります。介護・福祉の仕事は人対人であり、「真剣に尽くす心」が常に必要です。そんな中、私が特に大切だと感じるのはいつか、それは相手を尊重し相手のことを知ろうとする時です。
自分の気持ちを素直に伝えるのが苦手な方はたくさんいらっしゃると思います。私自身も得意な方ではありません。お子様の中には素直に伝えてくれるお子様もいれば、表出するのが苦手なお子様もいます。また素直に伝えているようで、その裏に隠された本心があるお子様もいます。キャラクターは千差万別ですが、1人1人の本心を理解し寄り添う、その時の気持ちを汲み取り行動につなげる為に、「誠実さ」「真剣に向き合う心」が必要だと感じました。また、何かを伝えようとしてくれていることに気付けるかどうかが、お子様を知る為の大きな一歩だと、仕事をしている中で知りました。
お子様と過ごす中で、何気なく関わっていると気づけない事、見落としているヒントが沢山転がっていました。
例えば、首をよく反っている。若干口角が上がっている。眼がいつもより開いている。何度も同じ話しをしてくれる。等々。
一つ一つのヒントに目を向けるとそのお子様について深く考え、理解するきっかけになりました。
首を反っているのは、気になるものがあるから?それとも姿勢や感覚で嫌な物があったのかもしれない。口角が上がっているのは何がきっかけだったのか。音楽?お友達の声?遊び?眼がいつもより開いているのは目が覚めているから?活動的?それとも不快感があったり緊張しているのかも。何度も同じ話しをしてくれるのはそれだけ楽しみなのかも?それとも不安や心配があり、口に出すことで紛らわせているのかもしれない。
それぞれの行動にポジティブな意味もネガティブな意味も両方含まれることがあります。
その違いに気付けるか、いつもと違う場面なのにこの反応があるのは新たな意味があるのかもしれない。
こうして考え、何度も何度も関わり理解を重ねることで、入社当初よりもお子様への理解も深まり、考えること、感じることもたくさん増えました。
決して介助側の思い込みだけで判断するのではなく、目の前のお子様を尊重し本心に寄り添う為には相手の心に「真剣に向き合い」「誠実さ」をもってかかわる事の大切さを日々学んでいます。
今後もお子様だけに限らず、誰に対しても1人1人と「真剣に向き合い」、相手を尊重し目線を合わせ、心に寄り添いながら「誠実に」関わり続けます!
リハテーラー横浜都筑
児童指導員 村上